MF香川真司が所属するドルトムント(ドイツ)が、アウェーでRマドリード(スペイン)と2-2で引き分け、1位での決勝トーナメント進出を決めた。Rマドリードは2位での突破。

 前半28分、右サイドからのDFカルバハルのグラウンダーのクロスを、中央へ走り込んだFWベンゼマが右足で流し込んでRマドリードが先制。後半8分にも左サイドからのMFロドリゲスのクロスを、再びベンゼマがフリーで頭でたたき込んでリードを広げた。しかし同16分、MFバイグルのゴール前への浮き球の縦パスをDFシュメルツァーがワンタッチで落とし、FWオバメヤンが右足で押し込んでドルトムントが1点差に迫り、Rマドリードの猛攻をしのいだ後の同43分には相手ボールを奪ったカウンターから、右サイドへ展開。オバメヤンが追いつきグラウンダーのクロスを送ると、走り込んだロイスが滑り込みながら左足で流し込んで同点に追いついた。

 香川は足首痛のため遠征メンバーから外れた。

 ドルトムントはこの日の2ゴールで1次リーグ通算21ゴールとして史上最多をマーク。RマドリードFWロナルドは欧州CL4試合連続の不発で、欧州の戦いでの史上初の通算100ゴール達成をまたしても逃した。

 ドルトムントは4勝2分けの勝ち点14で1位突破。前回覇者のRマドリードは3勝3分けの勝ち点12で2位で決勝トーナメントへコマを進めた。

 レギア・ワルシャワ(ポーランド)はスポルティング(ポルトガル)をホームで1-0で下し、3位に浮上して欧州L決勝トーナメントへの切符を手にした。

 決勝トーナメントの組み合わせ抽選は12日に行われる。