6日に背中の負傷が癒えず、27歳の若さで現役を引退した元スペイン代表DFアルバロ・ドミンゲスは、最後に所属していたボルシアMGの医療スタッフの誤診で現役引退に追い込まれたと話した。9日付の独紙ビルトが報じた。

 15年2月に背中に痛みが始まったという。「ひどい腰痛で、日を追うごとに悪くなった。クラブは心配する必要はないといい、僕に痛み止めの注射を打った。クラブは僕にプレーするように要求したんだ」。クラブからは軽症であると言われたという。

 だが「ピッチ上で僕はプロ選手、でも外では何もできなくなった。友人が僕のために買い物に行って、食事を作らないといけなくなった。精神面も悪くなってうつ状態になってしまった」と苦しんだことを明かした。

 16年11月まで苦しみながらプレーを続け、その後、ミュンヘンの名医ハンスウィルヘルム・ミュラーボールファールトのもとを訪れたという。「医師は頭を抱えて僕に『本当にプレーしていたのか』と尋ねてきた。ボルシアMGのメディカルスタッフはトップチームのレベルにない」とコメント。さらに「あらゆるオプションを考える。ドイツにいい弁護士も知っている。すべてが明らかにされることを願っているんだ」と法的処置を取る可能性を示唆した。