Rマドリードが後半ロスタイムの劇的ゴールで、ホームでデポルティボに3-2で再逆転勝ちした。

 負傷中のFWベイル、FWロナルド、FWベンゼマ、MFモドリッチを招集外としたRマドリードは後半5分、FWモラタが右足ミドルシュートを決めて先制したが、同18分、自陣のバイタルエリアでボールを奪われ、相手FWホセルに左足で同点弾を決められ、その2分後にもカウンターから再びホセルに得点を許し勝ち越された。しかし、同39分、MFバスケスの右からのクロスに交代出場のFWマリアーノが頭を合わせて同点に追いつき、ドロー直前の同ロスタイムにはMFクロースの左CKをDFセルヒオラモスが頭で流し込んで、劇的な勝利をものにした。

 ジダン監督は「自分たちのミスで難しい試合にしてしまったが、大事なのは勝ち点3を手にしたことだ。セルヒオ・ラモスが勝負強さを持っていることはみんな知っている。特に終盤は彼が決定的なシュートを放つ。セルヒオはこのチームのキャプテンだし決してあきらめない強いスピリッツの持ち主だ」とたたえた。殊勲のゴールを決めたセルヒオラモスは「あきらめずに最後まで戦えば結果はついてくる。ミスをして苦しい展開にしたが、大事なのはしっかりと逆転したことだ」と胸を張った。

 88-89年のクラブ記録を超える公式戦35戦無敗(26勝9分け)を達成したRマドリードは11勝4分けの勝ち点37で首位。2位バルセロナとは6差。

 Rマドリードはこの後、15日に日本で行われるクラブW杯準決勝出場のため、来日する。