日本代表MF長谷部誠(33)が所属するフランクフルトは、アウェーでDF内田篤人(28)のシャルケを1-0で下した。フル出場した長谷部は、前半33分のFKで決勝点となる今季初アシストを記録した。内田はベンチ外だった。

 フランクフルトの長谷部が、FKから今季初アシストとなる決勝点を演出した。前半33分、右サイドからのFKを誰もいない中央へ横パス。味方選手が抑え込む形でスペースを作り、後ろから走り込んだFWマイヤーが右足ダイレクトで決めた。サインプレーを成功させた長谷部は「(中断期間の)合宿で練習してて。蹴る前に、アレックス(マイヤー)とアイコンタクトして。うまくいきました」と笑顔で語った。

 この日はリベロとして出場。攻撃面だけでなく、守備でも完封勝利に貢献した。「本職がセンターバックの選手に比べたら自分の身長も小さいですし」。体格のハンディがあるとしながらも「出足を1歩早くとか、そういうところで勝負する部分をやっぱり自分の中で考えている」と、大柄の選手とは別のアプローチで活路を見いだした。「今日はうまくできたところもあった」と納得顔で振り返った。(鈴木智貴通信員)