FW岡崎慎司が所属するレスターは、アウェーでアーセナルに0-1で敗れた。

 ベンチスタートの岡崎は0-0の後半25分からFWウジョアに代わって出場。ゴールチャンスが巡ってくるも、得点を決めることはできなかった。

 岡崎はこの日の出場でプレミア通算62試合目となったが、25日のチェルシー戦にフル出場したサウサンプトンDF吉田麻也は、プレミアリーグ通算99試合出場を果たし、100試合まであと1試合に迫った。岡崎は「プレミアリーグでの歴史を作っていると思う。我慢の時期も長い間あったと思うんですけど、いまやっと…やっとという感じですよね。4年かかってそこのところまでいく、同じチームでいくというのは。うん、やっぱり早いうちにプレミアリーグに来れたら、それだけ我慢してってなりますけど。僕もこういう、出たり出なかったりも繰り返して、そうやって60なんぼですけど。FWとしてはやりたいことを半分、やらなければいけないこと半分でやっているので、どうしてもフラストレーションもあります。ただ、その中であいつは着実に100試合にたどり着いたというのは、そういう部分を切り取って、日本(のメディア)はやっぱり伝えていってあげたら、もっとリアルに分かってくるのかなと思いますけどね。いいときだけではなく、その100試合どういうストーリーがあって、というのを分析していったら、麻也だけではなくて日本の役にも立つかなと思う」と、日本代表の同僚を思いやった。

 さらに「難しいっすね。組織を超える『個』がいるんで、組織を大事にする日本としては、『えっ?』ていうプレーがやっぱ多いですね。それが、例えば1人で行ってくれというボールが来て、それで行けなかったら『やっぱり使えない』となったりとか。海外は、ドイツもそうですけど、役割が決まっていて、日本人がまたちょっとそういうのを(=個で勝負)すると、また違う目線で、『お前はそうじゃないだろ』みたいなところって。そこで我を貫き通すのか、それとも日本人らしく組織を乱さずにやるのか、っていうところで問われたりする」と、プレミアリーグで活躍する難しさを説明した。