6連覇を目指す首位ユベントスがアウェーでアタランタと2-2で引き分け、残り4試合で2位ローマとの差を暫定で9とした。

 前半45分にDFコンティに押し込まれて先制されたが、後半5分、右サイドからのFKが相手MFスピナッツォーラのオウンゴールを誘って同点に追いつき、同38分には左サイドからのMFピアニッチのクロスにDFアウベスがダイビングヘッドを決めて勝ち越した。しかし、逃げ切り寸前の同44分、GKブフォンがはじいたこぼれ球をMFフロイラーに押し込まれて追いつかれた。

 5日後に欧州CL準決勝第1戦のモナコ戦を控えていたが、メンバーを落とさずにこの試合を戦ったアレグリ監督は「もし勝てばタイトル獲得へ大きく前進したのだが、ローマに対して1ポイントしか差を広げることができず、さらなる勝利が必要となった」と勝利を逃したことを悔しがったが、「アタランタと同じような戦術のモナコに対する戦い方の参考にはなった。重要なのは、この試合から学び、慌てずに欧州CLへ準備していくことだ」と前を向いた。

 リーグ戦4連勝は逃したが、15試合連続で負けのないユベントスは勝ち点を84とし、29日にラツィオと首都ダービーを戦う2位ローマとは9差。アタランタは4位ラツィオと勝ち点で並んだ。