アーセナルのOBロベール・ピレス氏は、若手有望株でモナコに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(18)がアーセナルと契約すると主張した。28日付の英紙デーリーメール電子版が報じた。

 エムバペは、欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメントに入り、4戦連発の5得点を挙げ、一躍ビッグクラブから注目されている。18歳の若手にピレス氏は「アーセナルと契約すると思うよ」とコメントした。

 エムバペには1億ポンド(約147億円)の移籍金がかかるといわれている。アーセナルのベンゲル監督は若手を積極的に起用するタイプの監督だが、移籍市場では大金をつぎ込むことを拒む傾向にある。ピレス氏も「問題は移籍金だ」と認めた上で「ベンゲル監督は彼にとって理想的な監督だ」と話した。

 また、一流の選手でも新しいチームの戦術に合わずに活躍しないこともあるが、ピレス氏は「モナコとアーセナルはとても似ている。問題はないだろう」と主張した。

 ピレス氏は、モナコでプロキャリアをスタートし、ユベントスからアーセナルに加入し、レジェンドとなった元フランス代表のアンリ氏とエムバペの比較については「(プレースタイルは)似ているが、2人を比較することは不公平だ」と話した。だが、「彼がアンリの足跡をたどることを願っている。スピードがあり、強靱(きょうじん)で、素晴らしいフィニッシャーでもある」と期待を込めた。