ペスカラMFムンタリが4月30日のカリャリ戦で人種差別ブーイングに怒った件について、3日に伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが以下のように報じた。

 ムンタリは人種差別的ブーイング(特に1人の子供からの)に怒って主審に抗議したが聞き入れられず、自ら退場した。その行為により主審から2枚目の警告が出され、実質的に退場処分となり、次戦1試合出場停止処分となった。

 一方、国連は「人種差別と戦う模範となった」としてムンタリのことを擁護し、FIFAにさらなる人種差別問題の対策強化を促した。さらに世界サッカー選手組合は、このようなことが2度と起こらないようにイタリアサッカー協会に調査を行うよう要請した。またムンタリが抗議によって受けた警告は白紙にされるべきだと主張している。

 カリャリのブーイングは少人数であったため、クラブが罰金を払うことにはならないという。