元イングランド代表のアラン・シアラー氏(46)は、現役時代のヘディングによって認知症の症状があるか、調査を行っていることを明かしたと、4日の英紙ミラーが報じた。18年間の現役生活でクラブで559試合と代表で63試合に出場したことで、脳にどれほどダメージを受けたのか検査をしたという。

 研究者らによると、20回のヘディングは脳にインパクトを与えるという。シアラー氏は、出場したリーグ戦で通算260ゴールを挙げたが、そのうち46得点がヘディングから生まれた。調査はスコットランドのスターリング大学で行われた。

 同氏は「映画『コンカッション』を見て興味を持った。私が幼少期に見て育ったレジェンドたちは現在認知症に苦しめられている」とコメントした。元チームメートのクリス・サットンは父親も元サッカー選手で認知症を煩っており、「アランのように知名度の高い人が、このような行動を起こすことは、良いことだ」とコメントした。