MF香川真司が所属するドルトムントはアウェーでMF長谷部誠が所属するフランクフルトと2-2で引き分けた。

 ドルトムントがMFシャヒン。MFフィリップのゴールで2点のリードを奪ったが、フランクフルトがFWハラー、FWボルフのゴールで追いついた。

 2試合連続で先発から外れた香川は、2-0となった直後の後半13分から出場し右インサイドハーフを務めた。しかしチームはフランクフルトにカウンターで押し込まれるシーンが多く、香川を含めた中盤がゲームを組み立てるのは難しかった。

 ドルトムントは6勝2分け1敗の勝ち点20で首位。勝ち点でバイエルン・ミュンヘンに並ばれたが、得失点差で首位を守った。

 以下は香川との一問一答。

 -2点のリードから追いつかれた

 香川 残念ですけど、試合内容を見た中で妥当な結果ではあると思っています。

 -途中はフランクフルトが押し気味で難しかった

 香川 前半からそういうきらいは感じていましたし、何より裏一本でやられたところはあったんで、そこはなかなか試合終了まで修正できていなかったのかなと思います。

 -自分自身はどういうところを変えようと思ってピッチに入った?

 香川 2-0の段階で入ったので、しっかり中盤をコントロールしながら、3点目を狙いにいく姿勢で。あとは中盤のところでどれだけいい守備をできるかっていう意味で入りましたけど、中盤はなかなかロングボールが越えるシーンが多かったんでね、セカンドボールをどれだけ拾えるかっていう意味では、チームとしてそこも拾われていたのかとは思います。

 -ここ3試合、流れが悪い

 香川 なかなか安定したプレーが見せれていないのは事実ですし、少しチームとしても、勢いであったり、あとは相手にも研究されている中で、ここが改めて課題というかね、乗り越えなきゃいけないとこですし、勝てていないと少しばかり、自信であったり、勢いというのは、落ちている部分はある。改めてもう一度、1勝を次取れるようにね、やり続けていくだけだし、もう1回チームとして、しっかりと準備していく必要はあると思います。

 -全体的に失点数は少ない。2点取られても3点を取りにいくサッカーが今年のドルトムントの戦い方?

 香川 今日に関しては2-0だったんでね、絶対勝たなきゃいけないゲームで。その意味では、相手のロングボール、カウンターは、試合を通して脅威ではあったんで、そこを食い止めれなかったってのはありますし、そこに対してどう戦っていくか、もちろんメンバー変わった中で戦っていたので、ある程度辛抱しながらやるところはやってましたけど。ただやっぱり相手のフィジカルであったり、勢いに少しばかりちょっと、負けてしまったのかなと思います。

 -オバメヤンに一本良いパス。彼との距離感が良いとより攻撃も良い

 香川 2-0だったんで、あの時間帯は裏へのスピード、それこそ自分たちのやりたい、アタッカー3人がね、スピードのある選手が多いので、より活きてくると思ってたんで、3点目取りたかったですけど。2-0になった早い段階で1点取られたというのは、相手に勢いを与えてしまったと思います。

 -出場時間自体は増えてきていると思うが、現状をどう捉えている?

 香川 いや、もっと出場したいですし、与えられた中で結果を残していくだけですし、その中でも(結果を)残しているという自信は得ている。あとはどれだけ、監督がそれに対して判断するかなので。いろいろと思うところはありますけど、しっかりとさらに、もっとアピールしていく必要があると思います。

 -出た試合では手応えをつかんでる?

 香川 (手応え)ありますし、得点を取れる匂いを含めて感じているので。ただそれを取り切れるか取り切れないかというのはだいぶ大きいですし、ましてこういう新しいチームの中でそういうところから存在意義を示していくことであったり、そういう形を作っていくことが、結果を残していくという意味では大事なので、それをみんなおそらく感じていると思うので、中盤も含めて選手層が厚い分、1人1人がそういうところの意識は持って当然だと思うし、あとは数字が物語ると思いますけど、それ以外に関してはみんな安定してプレーを出せていると思います。