次代のサッカー日本代表を背負うリーズMF井手口陽介(21)が新シーズン開幕早々、戦力外の危機に陥った。

 5日の英チャンピオンシップリーグ(イングランド2部リーグ)開幕のストーク戦(3-1勝ち)後の会見で、アルゼンチン人の名将ビエルサ監督がベンチ外だった井手口の現状について説明した。

 「6週間のプレシーズン期間中、頑張って練習に励み、とても成長している。価値あるプロフェッショナルな選手だ」と断った上で「現状ではどのポジションにおいても2番手までに入っていない」。ビエルサ監督は無表情でぼそぼそと語ると、隣に座る通訳が次々と言葉を拾い続ける。その内容はあまりにも厳しいものだった。

 また、「コミュニケーションに壁があり、スペイン語も英語も理解できない。彼のプレーを分析するにはスカイプを通じて日本にいる友人の助けを借りなければならない」とも。井手口の厳しい状況が明るみになった。