サッカーの元オランダ代表で、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンをことし6月に退団したアリエン・ロッベン(35)が現役引退を発表した。4日にドイツの専門誌キッカー電子版などが報じた。

16歳の時にオランダ1部フローニンゲンでプロデビューし、同国の名門PSVを経て、チェルシー、レアル・マドリードで過ごし、バイエルン・ミュンヘンでは12~13年シーズンには欧州チャンピオンズリーグ優勝に輝いた。

爆発的なスプリント力を生かしたドリブル突破が持ち味で、右サイドから中へ切れ込み、鋭い左足のシュートで多くのゴールを奪った。

オランダ代表では10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で準優勝、14年のブラジル大会は3位だった。

バイエルン・ミュンヘン退団後、新たな新天地としてイタリア行きなどもうわさされたが、稀代のドリブラーは余力を残す形でピッチに別れを告げた。