マンチェスターUのOBで、元イングランド代表FWのマイケル・オーウェン氏(34)が28日、英テレグラフ紙(電子版)にコラムを寄稿。

 マンUデービッド・モイズ監督(50)の失敗は、ファーガソン前監督時代のコーチ3人(レネ・ミューレンスティーン、マイク・フェラン、エリック・スティール)を手放したことだとした。

 オーウェン氏は、モイズ監督が就任当初から性急にクラブを変えようとし過ぎたと指摘。マンUを良く知るコーチ3人がモイズ政権下でクラブを去ることを求められた時に驚いたという。

 オーウェン氏は、ファンが試合で見る選手たちの姿は、1週間のうちのわずか2%にすぎないとし、コーチとともに練習場で過ごす時間がいかに大事かを力説。3人は選手からの信頼も厚く、練習場を通うことが楽しくなるような場所にしていたという。だからこそコーチ陣を残留させておけばモイズ監督への移行ももっとスムーズになり、現在のような危機的状況にはならなかったのではと推測している。