マンチェスターUのフランス代表DFパトリス・エブラ(32)が、PFA(英プロフットボール選手協会)のMVP投票で、リバプールのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(27)に1票を投じた。英ミラー紙(電子版)が20日、驚きを持って報じた。

 11年10月の試合中、スアレスがエブラに対して人種差別発言。8試合の出場停止処分と4万ポンド(約700万円)の罰金を科せられた。この時から2人は犬猿の仲と思われていた。

 だがエブラはスアレスに投票し、しかも2年連続の投票だということも発覚。マンU関係者は「スアレスは素晴らしい選手だが、エブラが彼に投票するなんて、信じられない」と驚き、その上で「彼は根に持ったりしていないし、スアレスへの投票はエブラの度量の大きさを表している」とたたえていたという。