Rマドリードのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナルド(29)は、クラブの移籍に関して「自分なら同じようなことはしない」と持論を唱えた。2日付のスペイン紙マルカが報じた。

 今夏、Rマドリードは、フランス1部モナコからコロンビア代表MFロドリゲス、Bミュンヘンからドイツ代表MFクロースら大型補強に成功した。一方で昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で優勝の原動力となったアルゼンチン代表MFディマリアとスペイン代表MFシャビアロンソらを放出した。

 この移籍にロナルドは「自分の意見はあるが言わない。明日の新聞の1面になるからね。そうなることは望んでいない。だが、もし自分が(移籍を)決める事ができるならば、同じようなことはしない」と、今夏の移籍について否定的な意見を述べた一方で、「今回の補強や退団を会長がチームのためになると判断したのであれば、リスペクトしないといけないし、支えなければならない」とペレス会長に絶大の信頼を置いてる。

 また、昨夏にはドイツ代表FWエジルがアーセナルに放出された。この移籍にロナルドは「最悪のニュースだ。憤りを感じている。僕の動きを最も良く理解してくれているチームメートだった」と怒りをあらわにしており、その時にも「(移籍の)決定権があるならば絶対にエジルを放出しない」とフロントの考えを批判していた。