来季のセリエB降格が決まっているシエナが、今季最終節の16日の首位インテル戦に異例の200万ユーロ(約2億5000万円)の勝利ボーナスを設定した。メッツァローマ会長は「(違反による勝ち点はく奪など)サッカーでは何が起きるか分からない。万が一の時に残留できるように下から3番目にいた方がいい」と表向きの理由を説明した。現在19位のシエナは残り2試合で18位アタランタと勝ち点5差だ。一方、90年代半ばにはローマの幹部を務めていた同会長が、勝ち点2差で2位にいるローマの逆転優勝を後押しする狙いとの憶測もある。(波平千種通信員)

 [2010年5月5日8時39分

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