<スペインリーグ:Rマドリード3-1バルセロナ>◇25日◇マドリード

 伝統の一戦「クラシコ」は、Rマドリードがバルセロナに逆転勝ちした。前半35分、エースFWクリスティアノ・ロナルド(29)のPKで追いつき、後半にはDFペペ、FWベンゼマが追加点を奪った。バルセロナは前半4分にFWネイマールが先制点を挙げたが、今季初黒星。

 公式戦229度目となるクラシコは、Rマドリードが白星を飾った。0-1の前半35分、相手DFのハンドで獲得したPKをFWロナルドが決めて、今季8戦16発(うちPK5点)とした。後半はペースを握り、同5分にCKからDFペペが頭で決めて逆転。さらに同16分、カウンター攻撃からロナルド、MFロドリゲスとつないで最後はFWベンゼマが決めた。

 開幕から8戦無失点だったバルセロナから、3得点。快足FWベールを負傷で欠き、さらに欧州チャンピオンズリーグから中2日と相手より準備期間が1日短い逆境も関係なかった。

 公式戦9連勝で、リーグでは首位バルセロナに勝ち点1差の2位に浮上した。DFセルヒオラモスは「勝ち点3でも、クラシコは意味合いが違う。しっかりと力の差を見せつけて勝った」。アンチェロッティ監督も「先制されても慌てず、自分たちがやるべきことを貫いた」と喜んだ。