<世界陸上>◇23日◇ベルリン五輪スタジアム

 男子やり投げで村上幸史(スズキ)が2投目に82メートル97を投げて3位となり、この種目で五輪、世界選手権を通じて日本勢初のメダルを獲得した。

 投てき種目のメダルは、男子ハンマー投げで2001年エドモントン大会2位、03年パリ大会3位の室伏広治(ミズノ)に次いで2人目。村上は21日の予選で自己新記録の83メートル10を投げ、1987年ローマ大会6位の溝口和洋以来となる決勝に進んだ。北京五輪1位のアンドレアス・トルキルドセン(ノルウェー)が89メートル59で初優勝した。

 今大会の日本のメダル獲得数は女子マラソン2位の尾崎好美(第一生命)と合わせ2となった。

 男子5000メートルはケネニサ・ベケレ(エチオピア)が13分17秒09で制し、男子で初の1万メートルとの2冠を達成。女子走り幅跳びはブリトニー・リース(米国)が7メートル10の今季世界最高で初優勝し、1着選手が失格となった同1500メートルはマリアム・ジャマル(バーレーン)が4分3秒74で2連覇した。