東京箱根間往復大学駅伝(1月2、3日=10区間217・9キロ)の大会エントリーメンバー(各チーム16人)が10日、都内で発表された。前回の覇者・早大は、10月の出雲、11月の全日本を故障で欠場した八木勇樹(4年)が戦列復帰し、ベストメンバーがそろった。渡辺監督は「八木が戻り、チームの雰囲気も変わった。東洋には『怪獣』がいるが、柏原の大会にしないレースをしたい」と話した。2年ぶりの王座奪還を目指す出雲駅伝覇者の東洋大は、山登りの5区で3年連続区間賞の柏原竜二主将(4年)ら4年生7人がそろう盤石の布陣。酒井監督は「往路4連覇は必ずやりたい。そして総合優勝する」と誓った。

 全日本大学駅伝を制した前回3位の駒大は主力の油布郁人らが名を連ねた。

 東海大は前回2区で17人抜きし、最優秀選手に輝いた3年生の村沢明伸、明大は1万メートルでロンドン五輪参加標準記録Aを突破している鎧坂哲哉が引っ張る。

 また、男子マラソン世界選手権代表・川内優輝(24=埼玉県庁)の弟で、国学院大3年の鮮輝(よしき)が初めての箱根メンバー入りを果たした。

 

 10区間の各登録選手は29日に決定する。このほかシード校の中大、拓大、日体大、青学大、国学院大、予選会を勝ち上がった上武大、山梨学院大、国士舘大、東農大、神奈川大、帝京大、城西大、中央学院大、順大、関東学連選抜が出場する。