4日の福岡国際マラソンで日本人最高の3位に入り、来年のロンドン五輪代表有力候補になった市民ランナー、川内優輝(24=埼玉県庁)が6日、勤務先の埼玉・春日部高校にレース後初出勤した。午前中にはり治療を受けていたため、最寄りの東武・野田線、八木崎駅に通常より約10分ほど遅れて到着。テレビカメラ8台、報道陣約50人に囲まれながらの出勤となった。松田敏男校長(59)らが拍手で出迎え「感動した」との声をかけると「ありがとうございました」。午後9時15分まで生徒会費や給食費の督促など、通常業務をこなした。来年2月の東京マラソン出場に「結果を出してロンドンで戦いたい」とあらためて五輪への決意を見せた。