アレクサンドル・クリツォフ(カチューシャ)がこの大会でノルウェーに初優勝をもたらし、自身では昨年のミラノ・サンレモに続き2つ目のクラシックタイトルを手にした。

 残り1キロで後続に15秒差を付けたクリツォフとニキ・テルプストラ(オランダ=エティックス・クイックステップ)との一騎打ちとなり、先頭に立っていたクリツォフが、スプリントを開始したテルプストラを並ばせることなく強さを見せつけて逃げきった。3位にはグレッグ・バンアーベルマート(ベルギー=BMCレーシング)が7秒遅れで入った。別府史之(トレックファクトリー)は途中リタイアした。

 クリツォフは「とてもいい気持ちだ。大きな夢であり、今シーズンの目標だった。最後はニキとゴール前まで来たが、彼が先頭を回さないことは分かっていた。でも勝てると思っていた」と話した。

 敗れたテルプストラは「クリツォフの速さを誰もが知っているので後輪についていた。できれば疲れて完璧なスプリントができなければいいと思ったが、勝てなかった」と話した。