アリゾナでトレーニングキャンプ中のランス・アームストロング(38、米国=ラジオシャック)は10日、「2011年シーズンで引退するだろう。それまでの2年間で8度目のツール・ド・フランス総合優勝に全力を尽くす」と、イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトの取材に対し語った。アームストロングは、今年1月のレース復帰後から所属していたアスタナ(カザフスタン)を出て、新チーム、ラジオシャックを発足。アルベルト・コンタドール(スペイン)を除く多くのチームメートを移籍させたが、「チームは自分のために作ったのではない。私ももう38歳だ。目的はアームストロングを超えることだ」としている。

 コンタドールについては「彼は驚くべき才能の持ち主だ。来年のツール・ド・フランスで、彼がどのチームにいても勝つのは難しいだろう」と語った。