自動車F1シリーズで史上最多の91勝、7度の年間総合王者に輝いたメルセデスのミヒャエル・シューマッハー(43=ドイツ)が4日、5~7日に日本GPが開催される三重・鈴鹿サーキットで今季限りでの現役引退を表明した。2度目の引退となる。

 91年にデビューし、68度のポールポジションなど多くのF1記録を持つシューマッハーは、06年シーズン後に1度引退。その後10年に復帰したが、この3シーズンで表彰台は3位が1度だけと目立った活躍ができなかった。

 シューマッハーは会見で「今回は戻ってくることはないと思う。ここ1カ月ほど、今後も戦うモチベーションを保てるか自信がなかった。100%じゃない状態で走るのは僕のスタイルじゃないからね。今日の引退表明で、そういった悩みから解放された気がするよ」と話した。