フィギュアスケートの世界選手権の開幕を翌日に控えた24日、上海で初の公式練習に臨んだ小塚崇彦は、力を込めたジャンプの本数を少なめに抑えた。

 それでも26歳のベテランらしく「しっかり氷に足がついている。上々の滑り出し」と話した。試合までのプランをきっちりと立て、練習をしている様子だった。

 昨季はソチ五輪代表から漏れ、けがにも苦しんだ今季はモチベーションの激しい浮き沈みの中で戦ってきた。「ぐちゃぐちゃだった」と振り返る今季の集大成へ、気持ちの安定を図る。「表彰台に乗るという目標を持って、強い気持ちでやりたい」と誓った。