バレーボール男子Vリーグ1部(V1)のサントリーサンバーズが23日、本拠地大阪・箕面市の市役所を表敬訪問した。

3月に行われたVリーグファイナルステージ決勝で、日本代表の西田有志らが所属するパナソニックパンサーズにストレート勝ち。10度目の優勝を達成した。上島一彦市長から「皆さんは箕面市の誇りです」と賛辞を贈られると、山村宏太監督(43)は「こうやって優勝の報告ができることを非常にうれしく思っています」と笑顔。主将の大宅真樹(29)も「かなり苦しいシーズンだったけど、その中でも楽しみながら。ファイナルは一番くらい良いバレーボールが展開できた」とシーズンを振り返り、充実した表情を浮かべた。

5月1日には黒鷲旗全日本選抜大会(5月1~6日、Asueアリーナ大阪)が開幕する。

指揮官は、王者として追われる立場を理解しながらも「自分たちのさらなる成長につなげる大会だと思っている。6連戦なので固定したメンバーで(戦うこと)は難しい。普段出場機会がない選手にいかに仕事をさせるかがポイントになると思う」とし、「それを踏まえた上で、優勝を狙っていく」と宣言した。

この日は、指揮官と主将のほか、藤中謙也(30)、日本代表代表への追加招集が前日22日発表された鬼木錬(23)も出席。藤中は「良い報告を持ってこの場に来られたことをうれしく思う」。鬼木は「成長できた1年だった。それも皆さんのサポートがあったおかげです」などと話し、改めて優勝を喜んだ。