バスケットボール界のカズになれ-。国際連盟(FIBA)から無期限の資格停止処分を受けた日本協会の改革を主導するタスクフォースの川淵三郎チェアマン(78)は29日、ブレックスアリーナ宇都宮で、NBLのリンク栃木-千葉戦を観戦。勝利に貢献したリンク栃木の田臥勇太(34)に「やれる限り現役を続けてくれ」と激励した。

 日本人初のNBAプレーヤーは34歳になっても健在だ。この日はチームトップタイの19得点。川淵チェアマンは「一番有名な日本人選手。50歳とまでは言わないが、40歳まではやってほしい」とNBLとTKbjリーグを統合して来年10月にスタートする新リーグの看板選手として期待した。

 Jリーグ草創期もカズ、ラモスが顔としてリーグを引っ張った。田臥は「川淵チェアマンが先頭に立って改革されている。魅力ある新リーグをつくっていきたい」とバスケット界のカズになる自覚を見せた。