世界ランク13位の日本は同10位のフィジーに逆転負けを喫し、米国戦(日本時間25日)に続いて連敗。通算1勝2敗となった。

 FW戦では上回ったが勝ちきれなかったことにエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「自分たちのミスからチャンスをつぶし、トライを許して負けてしまった」と厳しい言葉を口にした。次戦の相手はトンガに決まった。日本時間8月4日、カナダ・バーナビーで行われる。

 前半はFB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)が3本のペナルティーゴール(PG)を決めて先制し、ペースをつかんだかに見えた。しかし20分から7分間で立て続けに3トライを奪われた。味方の連係ミスからチャンスを与え、自由な攻撃が強いフィジーに突破を許した。一気に逆転され、9-24で前半を折り返した。

 後半はスクラムなどのセットプレーで上回り、後半27分にはNO8ツイ・ヘンドリック(27=サントリー)のトライで22-27と1トライ差まで追い上げた。終了間際も相手ゴール目の前まで攻め立てたが、ふたたび連係ミスで自滅、勝負は終わった。日本代表として今季初出場したフランカーのリーチ・マイケル主将(26=東芝)は「テストマッチは勝ちきれるかが重要。序盤の9点リードで集中力が切れたのか、勢いが作れなかった」と悔しそうに話した。