「日本グアム親善 ボディビル選手権」で初出場初優勝を成し遂げた格闘家でタレントの角田信朗(54)が9日、優勝報告を行った。

 この日、大阪市北区の日刊スポーツを訪れた角田は、先月末、グアムで行われた男子ボディビルミドル級(75キロ以上)とマスタークラス(40歳以上)に出場しミドル級で優勝、マスタークラスでも3位に入賞し「うれしいと言うよりほっとした。涙がこぼれました」と喜びを口にした。

 表彰では下位選手から名前が呼ばれる中、地元王者2人が残り、一瞬「これは厳しい」と屈強な体つきとは裏腹にちょっぴり弱気になったという。当初、ヘビー級(80キロ以上)に出場予定だったが、予想以上に体重が落ちたため、ミドル級へ階級を変更していたエピソードも明かした。

 「ボディビルは試合会場にたどり着くまでが勝負。格闘技とは違いラッキーパンチはない」。後日、仕上がりの差で勝ったことを聞き「あの苦しみはこういうところで出るのかな」と厳しい減量とトレーニングの成果を振り返った。

 「ボディビルをもっと広めて、普通の人が楽しめるようにしたい」。ファン拡大に意欲をみせる角田は、来春予定の国内大会に「凱旋出場」し、6月の「大阪マスターズボディビル選手権」へ出場予定。同大会3位以内に入れば、全日本マスターズ選手権への出場権獲得となるだけに「ぶっちぎりで優勝します」とV宣言した。