世界8位の錦織圭(25=日清食品)が最終戦で同3位のフェデラー(34=スイス)と対戦。フルセットまで持ち込んだが敗れ、2年連続の4強入りとはならなかった。
錦 織 | 1 | 5-7 6-4 4-6 | 2 | フェデラー |
第1セット 錦織5-7フェデラー
選手名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | - | ○ | - | - | ◎ | ○ | ◎ | - | - | ○ | - | - | 5 |
フェデ | ○ | - | ○ | ◎ | - | - | - | ◎ | ○ | - | ○ | ◎ | 7 |
※○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
【第1ゲーム】 錦織0-1フェデラー
フェデラーのサーブからスタート。40-0から錦織が落ち着いたリターンで連続ポイント。最後は錦織のリターンが外れフェデラーがキープ。
【第2ゲーム】 錦織1-1フェデラー
錦織はリターンからのネットプレーを狙ってくるフェデラーに対し、足を使いラリーに持ち込む。錦織がキープ。
【第3ゲーム】 錦織1-2フェデラー
錦織は積極的なリターンで仕掛けるが、攻めたショットがミスショットになりポイントを奪われる。フェデラーがキープ。
【第4ゲーム】 錦織1-3フェデラー
錦織はダブルフォルトなどで流れをつかみきれず、30-40のブレークポイントでミスショットしてしまいフェデラーが先にブレーク。
【第5ゲーム】 錦織2-3フェデラー
フェデラーのミスなどで錦織が15-40とブレークポイント。ジュースまで持ち込まれたが、錦織がリターンで攻めフェデラーのミスを誘い連続ポイント。錦織がすぐさまブレークバック。
【第6ゲーム】 錦織3-3フェデラー
錦織はフェデラーのボディ付近を狙った厳しいサーブで攻める。錦織がキープ。
【第7ゲーム】 錦織4-3フェデラー
錦織が15-30から、角度のあるバックハンドショットでポイントしブレークポイント。続けてフォアハンドで逆クロスに決め錦織が連続ブレーク。
【第8ゲーム】 錦織4-4フェデラー
今度はフェデラーが左右を広く使った攻めで錦織を揺さぶる。ジュースまで持ち込み、最後は錦織にミスショットが続きフェデラーもブレークバック。
【第9ゲーム】 錦織4-5フェデラー
サービスエースを決めるなど安定したサーブでフェデラーがキープ。
【第10ゲーム】 錦織5-5フェデラー
錦織もサーブでフェデラーにリズムを作らせずリード。錦織がキープ。
【第11ゲーム】 錦織5-6フェデラー
フェデラーがセンターへ、外へ巧みにサーブを操る。錦織のドロップショットもうまく返しフェデラーがキープ。
【第12ゲーム】 錦織5-7フェデラー
0-0から、フェデラーが凄まじいバックハンドショットで先行。40-30から、激しいラリーで錦織も何度もボレーを返したが最後はフェデラーがライン上に決めてジュースに。錦織が連続でミスショットしてしまいフェデラーがブレークし、第1セットを先取。
- バックハンドでリターンする錦織(AP)
第2セット 錦織6-4フェデラー
選手名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
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錦 織 | - | ○ | - | - | - | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 6 |
フェデ | ○ | - | ○ | ◎ | ○ | - | - | - | - | - | 4 |
※○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
【第1ゲーム】 錦織0-1フェデラー
フェデラーのサーブからスタート。錦織が高く打ち上げたミスショットでフェデラーがキープ。
【第2ゲーム】 錦織1-1フェデラー
錦織がラブゲームでキープ。
【第3ゲーム】 錦織1-2フェデラー
フェデラーがドロップショットなど緩急でうまく揺さぶりリード。最後は錦織がスマッシュを狙ったがネットにかけてしまう。フェデラーがキープ。
【第4ゲーム】 錦織1-3フェデラー
フェデラーがリターンで攻める。左右を広く使いポイントを重ねラブゲームでフェデラーがブレーク成功。
【第5ゲーム】 錦織1-4フェデラー
フェデラーがギアを上げてきた。コーナーを突くサーブに緩急を付けたラリーで圧倒。フェデラーがキープ。
【第6ゲーム】 錦織2-4フェデラー
錦織は15-0から中央へのサービスエースを決める。フェデラー得意のボレーショットなどで30-30と攻められたが連続ポイントで錦織がキープ。ガッツポーズも出た。
【第7ゲーム】 錦織3-4フェデラー
0-0から錦織がバックハンドショットを決めるなど、0-40とブレークポイント。15-40から錦織がリターンエースを決めブレークバック!
【第8ゲーム】 錦織4-4フェデラー
錦織が勢いづいてきた。サービスエースで決めてラブゲームで錦織がキープ。
【第9ゲーム】 錦織5-4フェデラー
30-15から錦織がリターンエース。フェデラーは錦織の攻めのリターンを気にしたか、連続ミスで錦織がブレーク成功。
【第10ゲーム】 錦織6-4フェデラー
30-15から長いラリーになり、最後は錦織がバックハンドで逆をついてセットポイント。フェデラーがドロップショットを狙ったがネットにかかりミスショット。錦織がキープしこのセットを奪う。決着は最終セットへ。
- 気迫の表情を見せる錦織(AP)
第3セット 錦織4-6フェデラー
選手名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
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錦 織 | - | ○ | - | - | - | ○ | ◎ | ○ | - | - | 4 |
フェデ | ○ | - | ○ | ◎ | ○ | - | - | - | ○ | ◎ | 6 |
※○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
【第1ゲーム】 錦織0-1フェデラー
フェデラーのサーブから。強いサーブで主導権を握りフェデラーがキープ。
【第2ゲーム】 錦織1-1フェデラー
フェデラーにミスショットが続き錦織がキープ。
【第3ゲーム】 錦織1-2フェデラー
0-0から錦織がフォアハンドでリターンエースを決めるなど、0-40のブレークチャンスを得る。しかし、錦織の攻めたショットが決まらず5連続ポイントを許しフェデラーがなんとかキープ。
【第4ゲーム】 錦織1-3フェデラー
40-30から激しいラリーとなる。錦織はバックハンドで決めに行ったがネットにかかってしまいジュースに。フェデラーのブレークポイントとなり、最後は錦織がミスショット。フェデラーが先にブレーク成功。
【第5ゲーム】 錦織1-4フェデラー
フェデラーが緩急をつけたラリーでポイントを重ねる。フェデラーがキープ。
【第6ゲーム】 錦織2-4フェデラー
錦織は安定したサーブでフェデラーのミスを誘う。錦織がキープ。
【第7ゲーム】 錦織3-4フェデラー
フェデラーのミスなどで30-40と錦織のブレークポイント。2度目のジュースから、フェデラーのダブルフォルトで再びブレークポイント。長いラリーから、最後はフェデラーがミスショット。錦織がブレークバックに成功した。
【第8ゲーム】 錦織4-4フェデラー
錦織は曲芸ドロップショットを決めるなど好調。ラブゲームでキープ。
【第9ゲーム】 錦織4-5フェデラー
フェデラーが30-0からサービスエースで決めるなど、早い展開を作る。フェデラーがラブゲームキープ。
【第10ゲーム】 錦織4-6フェデラー
フェデラーの左右への揺さぶりに錦織が耐える。しかし30-40からダブルフォルトでジュースにしてしまう。錦織のミスショットでフェデラーにマッチポイントとなり、最後はラリーからスマッシュで決めフェデラーが勝利した。
- 入場する錦織(AP)
<ATPツアー・ファイナル>
70年に始まった年間獲得ポイント上位8人だけが出場できる最終戦。出場しただけで16万7000ドル(約2000万円)、全勝優勝なら222万8000ドル(約2億7000万円)が獲得できる超エリート大会。8人を各4人ずつ2組に分け、各組で総当たり戦を行い、各組上位2人が準決勝に進み、トーナメントで優勝を決める。世界8位の錦織は、同1位のジョコビッチ(セルビア)、同3位のフェデラー(スイス)、同6位のベルディハ(チェコ)と同組。
錦織は、初出場した昨年、1次リーグを2勝1敗で突破し、準決勝でジョコビッチにフルセットの末敗れた。