順位選手国名得点
1宮原知子日本69・53
2ヒックス米国65・60
3ワグナー米国63・71
4浅田真央日本62・50
5長洲未来米国61・10
6李子君中国60・78
7レオノワロシア59・83
8オズモンドカナダ57・07
9アルテミエワロシア55・68
10木原万莉子日本54・96
11ポゴリラヤロシア47・35


浅田真央(25=中京大)

浅田真央は表情豊かな滑り出し。最初のトリプルアクセルで着地に失敗し、転倒してしまう。しかし次の3回転、3回転のコンビネーションジャンプを落ち着いて成功させた。

中盤ではスピン、ステップをこなしたあと、3回転ルッツを予定していたがタイミングが合わず1回転ジャンプとなった。

後半には得意のステップシークエンスを軽快にこなし、演技を終えた。

 浅田の話「(トリプルアクセル失敗は)入りは悪くなかったと思いますが、着地が甘かったと思います。本番では3つのジャンプを成功させないといけないので、まだまだ課題がある。気持ちを切り替えて頑張りたい」。

トリプルアクセルに失敗して転んで立ち上がる浅田(撮影・山崎安昭)
トリプルアクセルに失敗して転んで立ち上がる浅田(撮影・山崎安昭)
女子SPでタイミングが合わずジャンプを失敗する浅田(撮影・山崎安昭)
女子SPでタイミングが合わずジャンプを失敗する浅田(撮影・山崎安昭)
演技を終えて観客にあいさつする浅田(撮影・山崎安昭)
演技を終えて観客にあいさつする浅田(撮影・山崎安昭)
得点を待つ間に浅田は佐藤コーチからペットボトルを受け取る(撮影・山崎安昭)
得点を待つ間に浅田は佐藤コーチからペットボトルを受け取る(撮影・山崎安昭)

宮原知子(17=関大高)

宮原は真っ赤な衣装で情熱的な滑り出し。最初の3回転、3回転コンビネーションジャンプを軽やかに成功させる。

安定感のあるスピン、フラメンコの曲に乗せたステップシークエンスでつないだ後、3回転フリップに成功。

2回転半ジャンプも成功させ、3つのジャンプをすべて決めた。最後のスピンも決まり、鮮やかにフィニッシュ。

自己ベストの69・53点をマークした。

 宮原の話「ステップは体を大きく使うことを意識してできた。観客のみなさんの大きな拍手がうれしかったです。(ジャンプは)今シーズンの試合の中では一番でしたが、もっと思い切ってできればと思います」。

女子SPの演技をする宮原(撮影・山崎安昭)
女子SPの演技をする宮原(撮影・山崎安昭)
演技を終えて歓声に応える宮原(撮影・山崎安昭)
演技を終えて歓声に応える宮原(撮影・山崎安昭)
得点が出て首位に立った宮原(右から2人目)は浜田コーチにハグで祝福される(撮影・山崎安昭)
得点が出て首位に立った宮原(右から2人目)は浜田コーチにハグで祝福される(撮影・山崎安昭)

 滑走順は以下の通り。

1=ケイトリン・オズモンド(カナダ)

2=木原万莉子(18=京都醍醐ク)

3=マリア・アルテミエワ(ロシア)

4=李子君(中国)

5=長洲未来(米国)

6=浅田真央(25=中京大)

7=コートニー・ヒックス(米国)

8=アリーナ・レオノワ(ロシア)

9=アシュリー・ワグナー(米国)

10=アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)

11=宮原知子(17=関大高)

女子SPの演技をする木原(撮影・山崎安昭)
女子SPの演技をする木原(撮影・山崎安昭)
演技に納得いかず苦笑いの木原(撮影・山崎安昭)
演技に納得いかず苦笑いの木原(撮影・山崎安昭)

◆GPファイナル進出条件 6大会あるGPシリーズで、出場2大会の合計ポイント上位6人がファイナル(12月、バルセロナ)に進出する。パリ同時多発テロによってSPのみで打ち切りとなったフランス杯に出場した選手が7位となった場合は、特例措置としてファイナル出場が認められることになっている。