ラグビートップリーグのサントリーは5日、昨秋のW杯イングランド大会日本代表CTB松島幸太朗(22)が世界最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」のレベルズ(オーストラリア)に、今季終了の8月まで期限付き移籍することを発表した。

 昨季はSRのワラタス(オーストラリア)に在籍した松島は「昨年に引き続きこのようなすばらしい機会をいただけたことをとてもうれしく思っています。レベルズでの挑戦は、自分にとってすばらしい経験になり、また自分のラグビーを向上させる良い機会になると思うので、今からとても楽しみにしています。昨シーズンは出場機会がなく残念でしたが、今回は必ず出場してチームに貢献したいと思います」とコメントした。

 松島は神奈川・桐蔭学園高3年時には全国高校ラグビーで優勝し、卒業後はSRシャークス(南アフリカ)のアカデミーに所属した。13年にサントリーに入団し、15年W杯では1次リーグ初戦南アフリカ戦に先発出場して勝利に貢献。ジンバブエ出身の父を持つ身体能力を生かし、WTBやFBを含めて、19年W杯日本代表の主力としての活躍も期待されている。

 レベルズはオーストラリア・メルボルンを本拠とし、11年創立。13年に日本代表フッカー堀江(パナソニック)も在籍した。今季初参戦する日本チームのサンウルブズとは、3月19日に東京・秩父宮ラグビー場で対戦する予定。松島VSサンウルブズにも注目が集まる。