高梨沙羅(クラレ)は合計255・9点で4位に終わり、2季ぶり3度目の個人総合優勝決定は持ち越しとなった。

 1回目に93メートルで首位に立ったが、2回目は92・5メートルで順位を落とした。W杯で表彰台を逃したのは昨年2月以来で19試合ぶり。

 W杯得点で高梨に次ぐ2位のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)が1回目の4位から逆転、264・0点で今季2勝目、通算12勝目を挙げた。勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は15位だった。

 上位30人による2回目に進めなかった岩渕香里(松本大)は32位、伊藤有希(土屋ホーム)はスキーの長さに関する違反で失格となった。

 高梨沙羅の話 最後の最後まで、台の特徴をつかめなかった。2回目は助走からうまくいかなかった。内容を反省して(第15戦の)ラハティに臨みたい。