宮城・大衡村に本拠を置くトヨタ自動車東日本が、参入4季目にして、上位4チームが進出するプレーオフの出場権を初めて獲得した。

 持ち味の守備力で琉球コラソン(沖縄)の後半の反撃を抑え、6連勝で勝ち点を22に伸ばした。リーグ戦1試合を残して2位、もしくは3位が確定した。元日本代表主将の中川善雄監督(41)は「1歩ずつの結果だと思う」と選手をたたえた。

 66年セントラル自動車ハンドボール部として創部。12年7月にセントラル自動車、関東自動車工業、トヨタ自動車東北との経営統合で、トヨタ自動車東日本となった。その年に中川監督が就任して、日本リーグに参入した。

 初年度の12-13季は最下位9位に終わったが、その後は6、5位と着実に力をつけてきた。2季前の得点王、玉井宏章(25)は「プレーオフが楽しみ」と意気込んだ。

 プレーオフは26、27日に東京・駒沢体育館で行われる。