競泳のリオデジャネイロ五輪代表の今井月(15=豊川高)が「お笑い効果」で、初の長期海外遠征を乗り切る。

 31日、欧州GP出場のため、羽田空港から同じ高校生の池江璃花子(15=ルネサンス亀戸)中学生の酒井夏海(14=スウィン南越谷)、昨年世界選手権金メダリスト渡部香生子(19=JSS立石)らとともに渡欧した。

 今井は欧州GP転戦後、萩野公介(21=東洋大)星奈津美(25=ミズノ)らとスペイン高地合宿に帯同。帰国せずにそのままリオデジャネイロに入る。初の海外合宿が、五輪直前までの大事な長期合宿になる。指導を受けるのは日本代表の平井伯昌監督(53)。「2カ月間しっかり練習する」と覚悟を決めたように言った。

 過酷な長期海外遠征の息抜きはお笑いだ。バラエティー番組「アメトーク」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」のDVDを20枚以上持参。「うまくリフレッシュしたい」と笑顔をみせた。伸び盛りの15歳。「お笑い効果」で練習も充実すれば、初の五輪で飛躍する可能性も十分ある。