フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカの公式練習が20日、シカゴ・シアーズセンターアリーナで行われた。

 女子の日本勢は浅田真央(26=中京大)、村上佳菜子(21=中京大)、三原舞依(17=神戸ポートアイランドクラブ)の3人。浅田は直前までカナダ・トロントで修正してきたステップを重点的に確認。「大丈夫」と自信を深めた。「今はすごく必要とは思っていない」と今季初戦のフィンランディア杯と同様ショートプログラム(SP)でもフリーでもトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を回避する。だが、フリーでは3回転-3回転のコンビネーションを入れ、難度を上げる予定だ。「あと2年。昨季以上にどんどんやる気が出てくると思う。ここから加速していけたら」と最終目標の平昌五輪につながるプレシーズン開幕へ、気持ちを高めた。

 この試合に向け、かなり滑り込んできたという村上は「見ている人の心に残る演技がしたい」。GPシリーズデビュー戦の三原は「憧れの浅田選手と一緒でワクワクしている。元気にのびのび滑りたい」と話し、前日初対面した浅田から「ヤッホー、と声をかけてもらいびっくりした」とエピソードを明かした。