東京都の小池百合子知事(64)と国際水泳連盟(FINA)のコーネル・マルクレスク事務総長が25日、都庁で会談した。

 20年東京五輪・パラリンピックの競技会場計画の見直しで、水泳会場「オリンピック・アクアティクスセンター」(江東区)も対象に入っている。マルクレスク事務総長は五輪の中で、水泳の人気が高いことを強調。さらに健康増進のための生涯スポーツとしての重要性を説く。「五輪・パラリンピックのためだけでなく、都民のレガシーとしてアクアティックセンターは必要」と新設会場の予定通りの建設を訴えた。

 小池知事は「五輪後のランニングコストを含めた効果を見極めている」と話した。続けて「都民は水泳が大好き。世界のスイマーを気持ち良く出迎えるように努力していく」と笑顔で、マルクレスク事務総長に記念品を渡した。会場計画の見直しについては今月中に結論を出す予定。