水球の女子日本代表が、来年の世界選手権(7月・ブダペスト)出場権を獲得した。

 日本はFP小川栞璃(20=秀明大)のゴールなどでシンガポールに21-2と大勝した。5戦全勝で2位以内を決め、世界選手権キップを手にした。20年東京五輪を目指すチームは初のアジア制覇へ20日のリーグ最終戦で中国と対戦する。

 世界選手権出場権を獲得した加藤英明監督はホッとした表情で「出場を逃すと、強化が遅れますから」と話した。初出場を目指したリオ五輪を逃して、今回が東京五輪に向けて出直しの大会。13人中6人の初代表組が得点を重ねての大勝に「今の大学1、2年、高校生にはいい素材がいる。経験のためにも世界選手権に出ることは重要」。最終戦はこれまで未勝利の中国が相手。「地元で勝って、弾みをつけたい」と話していた。