昨季総合女王の高梨沙羅(クラレ)は102メートル、86メートルの218・3点で3位に終わり、開幕3連勝を逃した。

 高梨は1回目に最長不倒をマークしてトップに立ったものの、2回目は風でバランスを崩した。22歳のマーレン・ルンビー(ノルウェー)が1回目の6位から逆転し、229・6点でW杯初勝利を挙げた。

 2戦連続2位の伊藤有希(土屋ホーム)は87・5メートル、88メートルの214・2点で4位。勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は10位だった。岩渕香里(北野建設)は本戦の直前に実施された予選で落選した。

 高梨沙羅の話 (2回目は)自分でも何があったのか分からない。感覚としては(ジャンプ台に)合わせられた。難しい状況の中で好結果を出すことができなかった。

 伊藤有希の話 継続的にトップ10やトップ6に入っていくことはすごく大事。もう一つ順位を上げたいところでしたが、明日(第4戦)にとっておきたい。

 勢藤優花の話 1回目は少し力んだ。2回目はリラックスして飛べた。助走路がなだらかなので得意。(踏み切りの)タイミングが合えば…。少し悔しい。