昨年のリオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレーで金メダルを獲得した萩野公介(22=東洋大)が、プロ転向する今春からタイヤ世界最大手のブリヂストンと所属契約を結ぶ意向を固めたことが14日、分かった。少なくとも2020年東京五輪までの複数年契約で、目標とする同五輪での複数の金メダル獲得へ、世界的企業の支援を受ける。

 ブリヂストンは国際オリンピック委員会(IOC)最上位スポンサー12社の1つ。関係者によると、契約交渉の最終段階に入っており、近く正式に発表される。

 リオ五輪でメダル3個を獲得した萩野は昨年10月、プロスイマーの先駆けとして活躍した北島康介氏が社長を務める「インプリント」とマネジメント契約を結んだ。北島氏のサポートのもと、今春の大学卒業後の進路について、複数のIOC最上位スポンサーなどと交渉を続けていた。