渡部暁斗(北野建設)は3位だった。前半飛躍で129メートルの133・5点で3位につけ、後半距離(10キロ)でも順位を維持した。今季の表彰台は3位だった第2戦以来、2度目。

 エリック・フレンツェル(ドイツ)が今季6勝目、通算37勝目を挙げた。

 ほかの日本勢は永井秀昭(岐阜日野自動車)が11位、渡部善斗(北野建設)が28位、渡部剛弘(ガリウム)は34位、山元豪(早大)が38位、清水亜久里(ユーグレナ)が42位だった。加藤大平(サッポロノルディックク)は後半距離で途中棄権した。

 ▽渡部暁斗の話 (後半距離は)自分でレースをつくって、自分で表彰台を勝ち取れた。走りが良くなっている証拠。後ろは気にせず、前を追ったのが良かったと思う。

 ▽永井秀昭の話 厳しいコースで徐々に体力をそがれた。力負けした。ただ、ひと桁順位は手の届かない位置ではない。これを大きなステップにしたい。

 ▽渡部善斗の話 距離の課題は終盤。そこで踏ん張れればもう少し上に行けた。前の集団を追いかけるうちに、力を使ってしまった。

 ▽渡部剛弘の話 前日の団体スプリントの疲れもあって、思うようにいかなかった。後半距離の走力は開幕当初よりついている。あとはジャンプ次第だと思う。

 ▽山元豪の話 (後半距離は)体が動かず、スキーも滑らなかった。悔しい。ジャンプの今の状態をキープすればチャンスはあると思う。調整したい。

 ▽加藤大平の話 前日の団体スプリントで良かった分、しっかり走りたかったができなかった。調子は上向いているので、また頑張りたい。