シニア転向1年目の女子の三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)が、劇的な初出場優勝を果たした。フリーで134・34点をマークし、自身初の200点超えとなる合計200・85点でショートプログラム4位から逆転した。

 全国トップ級といわれる関西は関大が06年に専用リンクをオープンさせ、10年バンクーバー五輪銅メダル高橋大輔、同7位織田信成、14年ソチ五輪5位町田樹らが育った。現在も平昌五輪代表候補筆頭の宮原知子や本田真凜、白岩優奈らその路線を歩む。一方で関大に拠点を置かない三原や坂本花織は、中野園子コーチの指導で力を伸ばしてきた。専用リンクを持たず兵庫県内を転々とするなど、違う苦労を味わって有力選手に育ってきた。