ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(20=クラレ)が22日、「道頓堀デビュー」を明かした。

 大阪市浪速区で、クラレの創業者である大原孫三郎が創立した社会福祉法人「石井記念愛染園」の創立100周年記念顕彰碑除幕式に出席。21日の夜に大阪入りし、その足で観光名所である大阪・ミナミの道頓堀を訪れたという。

 北海道出身の高梨は2年ぶり3度目の大阪。前夜を振り返り「夢だった道頓堀に行けた。たこ焼きを食べたり、少ない時間でも楽しめました」とニッコリ笑った。一夜明けたこの日午前には、同園が運営する保育園を訪問し「これからの世界を作っていくのは子どもたち。保育園で子どもたちの笑顔から力をもらった。力をパワーに変えて頑張りたい」と意気込んだ。

 今季は2年連続4度目のW杯個人総合優勝を達成。だが、最大の目標だった2月の世界選手権で銅メダルに終わり、不完全燃焼のシーズンになった。「一番の目標だった世界選手権を終えて、やるべきことができていなかったと感じる。オリンピックに向けて、目の前の課題をクリアしていきたい」。1泊2日の大阪滞在で得た刺激を、18年平昌五輪への努力につなげていく。