フィギュアスケート世界選手権(29日開幕)に出場する羽生結弦(22=ANA)が26日、開催地のヘルシンキに到着した。

 世界選手権は金メダルを獲得したソチ五輪直後の14年に初優勝したが、ここ2年は同門のフェルナンデス(スペイン)に敗れ2位が続いている。3年ぶり2度目の優勝に向け、「しっかりやるべきことをやってきたので、ここでもそれを出す。(体調は)バッチリです」と笑顔で好調をアピールした。

 2月の4大陸選手権では、勝つために「4本跳ぶことが最重要」と4回転サルコーの連続技に失敗した後、急きょプログラムを変更。練習でも試していない4回転トーループの連続技を入れ、試合で初めてフリーで4回転ジャンプ4本を跳んだ。今大会ではプログラムの変更は「とりあえず考えていない」とした。