SP9位で18番滑走の樋口新葉(16=東京・日本橋女学館)が、ノーミスの演技はできなかった。

 冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループは完璧だったが、後半のジャンプでミスが出て、転倒。フリー122・18点で合計188・05点にとどまり11位となった。「今は4分間をすべり切れたことがホッとしている。細かいミスがあったので来シーズンはしっかり直していきたい。昨日はすごくいい演技だったので、今日も失敗がないようにと思っていたが、6分間練習でいい練習ができていたので、それが出せるかなと思ったが、2つ目のルッツが飛べなかったところから、崩してしまったので、ダメだったかなと思いました」と話した。

 SPでは会心の演技で自己ベストに0・79点差に迫る65・87点をマーク。初出場で伸び伸びとした演技を披露した。「枠どりは不安な部分もあるが、思い切って滑ることを意識して演技したい」と話していたが、SPとフリーでノーミスを2本そろえることはできなかった。