日本スポーツ振興センター(JSC)と味の素は8日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)と、隣接する味の素フィールド西が丘の命名権(ネーミングライツ)契約を、2025年3月末まで更新したと発表した。契約金額は6億円。

 NTCは各競技の練習場やトレーニング設備、宿泊施設を備えたトップアスリートの強化拠点。味の素は09年にNTC、12年に西が丘の命名権を取得した。

 NTCの山下泰裕センター長は「20年東京五輪・パラリンピックに向け、NTCの果たす役割はますます大きくなる。引き続きご支援いただけるのは大変心強い」と述べた。

 記者会見には競泳男子の瀬戸大也選手(ANA)やバドミントン女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀両選手(ともに日本ユニシス)が出席。瀬戸選手は「自分にとってNTCは家より長くいる場所」と愛着を口にし、松友選手は「今の私たちがあるのはNTCのおかげ」と語った。