昨年のリオデジャネイロ五輪のバドミントン混合ダブルスで日本勢初の8強入りを果たした数野健太(32=日本ユニシス)が13日、現役引退を表明した。栗原文音(日本ユニシス)とのペアではドバイで開催中のスーパーシリーズ(SS)ファイナルが最後の大会となり、国内ではS/Jリーグ出場の可能性を残している。

 数野は「(8月の)世界選手権後に今後を見据え、もういいかなと思った。(混合ダブルスの普及と強化に)少しはお役に立てたかなと思う」と話した。来春からは故郷滋賀県の母校、比叡山高で後進の指導にあたる。

 数野は日大から2008年に日本ユニシス入り。男子ダブルスで11年世界選手権に出場し、15年から栗原と組む混合ダブルスに本格的に挑んだ。