9日に開幕するフィギュアスケートのフィンランディア杯は8日、フィンランドのバンターで非公式練習が行われ、右ひざの手術から約1年半ぶりに実戦復帰する日本男子のエース、高橋大輔(関大大学院)が初練習に臨み、4回転トーループを痛めた右足で着氷する復調ぶりをアピールした。

 高橋は「久しぶりの会場練習で懐かしい緊張感があった。成功ではないけど、けがしてから4回転を片足で立ったことが2度目なのでびっくり」と笑顔。金メダルを狙うバンクーバー五輪シーズンの初戦に「スタートが大事。成績や演技で自分を後押しできるようにしたい」と抱負を語った。

 女子で今季初戦の村主章枝(AK)も調整。19人が出場する男子のショートプログラム(SP)は9日に行われ、高橋は10番滑走で演技する。