民主党を中心に、スポーツ政策の充実を進める有志議員らでつくる「民主党スポーツ議員連盟」が20日、設立総会を東京都内で開き、国のスポーツ振興施策などを定める「スポーツ基本法案」提出を来年の通常国会で目指す政府を支援する方針を確認した。

 会長は田名部匡省参院議員、幹事長に奥村展三衆院議員が就任した。奥村幹事長は、自民党が今国会で提出を目指すスポーツ基本法案には同意しない姿勢を示した。基本法案をめぐっては、これまでも超党派のスポーツ議員連盟で議論し、自民、公明両党が昨年7月に議員立法で提出したが、解散で廃案となった。

 夏の参院選比例代表への立候補を表明した柔道女子の五輪金メダリストの谷亮子氏や五輪でメダルを獲得した体操の池谷幸雄氏と自転車の長塚智広氏はアドバイザーとして参加し、当選すれば議連に入るという。