8月下旬に肋骨(ろっこつ)を骨折した、フェンシング北京五輪男子フルーレ個人銀メダリストの太田雄貴(25=森永製菓)が、早ければ19日から始動する。11日、全日本選手権が行われた東京・代々木第1体育館で明かした。

 8月下旬の実戦練習中に相手選手の剣が当たって負傷。今月5日に精密検査を受けて「左第4肋骨(ろっこつ)骨折」で全治約1カ月と診断されていた。世界選手権(10月9日開幕、イタリア・カターニア)に向けて現在は上半身を使わないトレーニングや、映像分析などを行っているそうで「くしゃみが一番痛い」としながらも「うまくいけば19日から練習に入れる。(世界選手権は)常に1番だけを見て練習を頑張りたい」と意欲を見せた。