フィギュアスケート女子の浅田真央(21=中京大)が22日、大阪・なみはやドームで会見した。23日から同会場で始まる全日本選手権を前に、会見前には前日練習で落ち着いた滑りを披露。9日に母匡子さん(享年48)を亡くしてから、初めて公の場に姿を見せた。

 「ファイナルからすぐに帰ってきて、とても忙しくて試合のことを考える余裕はなかったけど、落ち着いて考えてみると試合まで1週間しかなかった。練習しないと、と思ったし、欠場することは思っていませんでした」と明かした。

 葬儀後は13日から練習を再開したという。「頑張ってね、とも言われますし、でも頑張っているから頑張らなくていい、とかも言われます。いつも通り、今を大切にしたい」。2季ぶり5度目の優勝へ向けて「いい演技で締めくくりたい」と意欲を見せた。